宣伝にだまされないために

テレビCMや新聞広告、雑誌の広告ページなどは本当に上手に、メリットばかりが目や耳に残るように作られています。
もちろん大きな活字しか読まなかったり、CMから流れる謳い文句だけを聞いている私たちもいけないのですが、保険会社のCMも本当によく目にするようになりました。

いろいろな会社が様々な保険商品を売り出し、何を目的にした保険なのか、どれが自分に合っているのか、保険の選び方が全くわからない人も多いと思います。
例えば現在加入している保険を見直すため、または新たに保険を探していたときに、ぱっと目に付いた広告があったとします。
それはがん保険でしょうか、それとも医療保険でしょうか、あるいは傷害保険でしょうか。
簡単に説明すると、医療保険は病気とケガの両方を保障してくれますが、傷害保険はケガのみで、病気の入院の場合は保障が通常ありません。
つまり、傷害保険は将来の病気を心配して入る医療保険とは別であると理解しなくてはいけません。

以前、損保会社は傷害保険しか販売できませんでしたが、現在は生命保険も取り扱えるようになりました。
そのため、従来の傷害保険と新しい生命保険が混在して販売されています。
会社によっては傷害保険をまるで医療保険であるかのように宣伝してトラブルの素になっているケースもあるようです。

また「万が一ガンになった場合は○○万円が支払われます」などと言う医療保険の宣伝が流れると、なんとなく心配になって見てしまうのが私です。
医療保険に加入していれば、がんの治療のために必要な入院や手術の保障はしてもらえます。
したがって、がん保険でないとがんの保障をしてもらえないわけではないのです。
ただがんに罹ってしまった場合、治療に時間と膨大な費用がかかるため、そこを補うためにがんに特化した保険が発売されるようになったのです。

他に、医師の診査がなくても加入できるという保険がよく宣伝されています。
現在、病気療養中の人や既往歴があってなかなか医療保険に入れなかった人が「それなら私も入れる」と思うだけでなく、健康な人までもがなぜか「それはいい」と思えてしまうのです。
いくら健康でもやはり医師の診査を面倒に感じる気持ちがあるからでしょう。
しかし「だれでも入れる」ということの裏返しは「支払われる保険金が少ない」ということでもあるのです。
病気の人でも入れるということは、当然保険金の支払いが多くなります。
保険会社も営利を求めているわけですから、支払う保険金を少額にして損をしないように計算されています。
きちんと正確に膨大な計算の上で保険の商品は成り立っています。

保険の選び方で大切なのは、中身を入念にチェックし理解してから加入することです。
保険は毎月支払っていくものですから、トータルすると大きな買い物であることを認識して、勧められるまま契約する前に、今一度内容を確認しましょう。

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